初心者ドライバーもベテランドライバーであっても、いつでも安全への意識をもっていたいものです。運転は少しの気遣いで大きく異なりますし、ちょっとした心がけで大きな事故を防ぐことができます。
そこで、運転をする人であればだれでも知っておきたい、安全運転のポイントを本記事で振り返りましょう。
自分の運転技術に過信しない
免許を取得して数年たつと、運転に慣れてしまい運転技術を過信してしまうことがあります。制限速度以上のスピードを出してしまったり、カーブでも減速せずに進んでしまったりというのはベテランドライバーにありがちです。しかし、こういった当たり前のことを守っていないと、ちょっとしたハンドル操作のミスなどで大事故につながることがあります。慣れていることから運転が雑になっていると、通常ならば防ぐことができる事故も防げなくなってしまうのです。
そのため、いくら自分の運転技術に自信があったとしても、常に起こりうる事故のリスクを想定しつつ、安全運転を忘れないようにしましょう。
また、周囲のドライバーへの気遣いも忘れてはいけません。自分が運転が得意だと、初心者マークやシルバーマークを付けているドライバーに対し、いらいらとしてしまうこともよくあります。しかし、運転の基本は譲り合いで、相手への思いやりを持つことが大切です。そのため、気持ちを穏やかにして、落ち着いて運転するようにしましょう。
車の性能に頼りすぎない
近年車の技術が発達し、衝突回避機能や自動ブレーキなどの安全装備が充実しています。しかし、これらが完備しているからといって、完全に事故を防ぐことができるとは限りません。
これらの安全装置は衝撃を軽減させ、大事故のリスクを下げるためのものに過ぎません。つまり、事故を起こすか起こさないかは、ドライバー次第ということです。そのため、最新技術を備えた車に乗っているからといって安心せず、常に慎重に運転する必要があります。
また、今後自動運転車の需要が高まることが予想されていますが、自動運転車であってもドライバーとしての責任は忘れてはいけません。
ドライバーだけではなく同乗者も安全への意識を
交通事故の原因となるのは、ドライバーの運転スキルだけではありません。同乗者もドライバーが運転に集中できるよう気遣いをする必要があります。
ドライバーに終始話しかけることでドライバーが集中できなかったり、子供が乗っているとサイドミラーへの視界を妨げてしまったりなど、ちょっとしたことでドライバーの運転の邪魔になってしまうことがあります。
そのため、ドライバーが落ち着いて運転できるよう、同乗者もマナーが必要です。また、長時間1人に運転させるのではなく、遠出をするのであればドライバーを数時間おきに変えることも大切です。